物質と光 2011 7 3
書名 物質のすべては光 現代物理学が明かす、力と質量の起源
著者 フランク・ウィルチェック 早川書房
著者は、2004年度のノーベル物理学賞の受賞者です。
あまりにも大胆で自由な発想に驚くかもしれません。
星の数ほどある科学書のなかで、
つまり、大きな書棚のなかで、この1冊だけが輝き、
いつの間にか手に取ってしまったのです。
しかし、今日は、質量ではなく、
物質について書きたいと思います。
そもそも物質とは何か。
物質とは、エネルギーであり、
エネルギーの特異な存在形式が物質であると、私は考えています。
つまり、エネルギーが基本的な存在形式であり、
物質は、例外的で特異な存在形式であると。
そして、移行システムは、どうやって作ればいいのか。
つまり、物質からエネルギーへ、
あるいは、エネルギーから物質へスムーズに移行できるシステムのことです。
エネルギーが基本的な存在形式で、物質が特異な存在形式であるならば、
エネルギーを物質という形に留めておく「仕組み」があるはずです。
次に、時間も、多くの人が興味を持つ分野です。
過去に何度か書いていますが、
「過去は未来であり、未来は過去である」となると、
宇宙の時間は循環していますが、
「時間は、直線の1次元の存在」と考える方が素直かもしれません。
ただし、巨大な円の一部を取り出せば、それは直線に見えるでしょう。
カーテン 2011 5 3
たまには、話題を変えて、発想の転換をしましょう。
私たちが住んでいる「次元」は、3次元プラス1次元で4次元です。
縦・横・高さの3次元と、時間の1次元です。
時間は、直線の1次元の存在です。
ただ、このように書いてもわかりにくいと思いますので、
たとえ話をすれば、私たちが住んでいる次元空間は、
カーテンのようなものです。
つまり、カーテンレールが、時間という次元で、
そのカーテンレールにぶら下がっているカーテンが空間という次元です。
宇宙は遠くない。
隣の町のコンビニエンスストアに行くような感覚で地球に来ることができます。